映画部活動報告

月1くらいで開催される映画部の活動報告場所

第1回 映画部活動記録(2019/11/28実施)

ターミネーター:ニュー・フェイト』(2019)


監督:ティム・ミラー(『デッドプール』シリーズ)
脚本:デヴィッド・S・ゴイヤー(『バッドマン ビギンズ』シリーズ)
   ビリー・レイ
   ジャスティン・ローズ
製作総指揮:ジェームズ・キャメロン
出演:リンダ・ハミルトン
   アーノルド・シュワルツェネッガー
   マッケンジー・デイヴィス
   ナタリア・レイエス
   ガブリエル・ルナ

第1回参加者
T.H、K.Y、小林、N.A、加藤

T.H

アクション爽快度  :★★★★☆
シュワちゃんの存在感:★★☆☆☆
もう一度見たい度  :★★☆☆☆
総評        :★★☆☆☆

懐かしのターミネーターの復活作です。
ターミネーターというと、超強いロボットがひたすら追っかけてくる恐怖に震える映画、というイメージですが、そこは今回も健在。とにかくなにやっても死なない。まあ、そういうものだというのは1と2でわかってはいるのですが。

ストーリー的には、過去2作(1と2)を踏襲しつつも、世界観はいわゆるパラレルワールド。1、2の後の話だけど、それらとは異なる出来事が起きた結果、さらに未来からまた奴らが襲ってくるという話です。

本作でもいろいろとやっつけようとしても死なず、観客の中に「こいつ、なにやったら死ぬわけ?」とやきもきする気持ちを育てていく。それはとてもうまかったと思います。その結果としての「奥の手」には、あまり疑問に思わず素直に乗っかっておいた方が楽しめるでしょう。

モブキャラは容赦なく手をナイフにして切り刻むのに、主人公たちは原始的に殴るだけなところなど、絶対相手を刺さない90年代後半くらいからの時代劇を時代劇を見ているようで、日本人には親しみやすい気がします。終わった後、初代「ロボコップ1」冒頭のマーフィーが打たれるグロシーンの話もしましたが、ああいうグロさはないので比較的見やすいんじゃないかと思います。

飛んだり跳ねたりぶっ放したりしても決して主人公は死なないという、安心感と爽快感は、いかにもアクション映画の王道。気分とかもあまり関係なく、いつみてもいい映画なのかなと思いました。

K.Y

暗殺者のAIと守る人間が未来から来るのですが、AIの方が人間に馴染むのが上手いと感じました。
確かに、AIは現在の法律や常識をデータで持っているはず。
未来からきた人は現在の常識もわからないのですから、馴染めないのは当然ですね。
AIの馴染む技術をうまく利用できないかと考えてしまいました。

アクション・ホラー感はいい感じで、個人的には満足でした。
ストーリーは単体で見れば面白かったですが、ターミネーター2のことを思うと、ちょっと残念な部分があった気がします(ジョンを倒したのに消えたスカイネットは、何をしたかったんだ...…)。

映画部の活動に関して

ターミネーターは個人では見ようと思っていませんでしたが、でかいスクリーンでは、アクションの迫力がいいと感じました。
見ようと思っていなかった映画を見て楽しむのも、皆さんで映画を見る面白味だと感じました。
平日に映画館で映画を見るのは、平日を楽しんでいる感があり、満足しました。

小林

映画部の活動について

久しぶりに大人数で映画を見ました。映画を見終わった後にファミレスで皆と食事をしたのですが、見た映画っていう共通項がきっかけで普段は聞けないような話も出来て良かったです。

弊社はオフィスも分かれていたり、職種も違う人が働いている会社なので、普段は話しかけずらかったり、話すタイミングすらないことも多いかもしれません。映画に限らず共通の話題があると話しやすくなる部分もあると思うので、こういうイベントをキッカケに親睦を深められればと思います。

史上最強の悪のヒーローは?


1・2の監督であるジェームズキャメロンがプロデューサーとして復帰。人気の1・2の正統な続編として公開された本作はアクションもCGも凄いしファンサービスは満載。1・2が好きならオマージュ満載のシーンがてんこ盛りである。

しかし目新しい要素が全くない映画でもある。ジェームズキャメロンはアバターシリーズの完成が毎年のように延期しているが、制作資金獲得か何回目かの離婚費用を調達するために作ったとしか思えない……。

特にまた液体人間かよ!とツッコミを入れたくなる敵に新しさがないのは残念。2体に分裂するという新しい?の要素を持っているが戦っている最中しか分裂しない。


是非2体で分裂して愛しのカイル・リースとジョン・コナーに変身して、サラ・コナーに悪夢を見せるとか、ドラマに繋がる使い方をして欲しかった。

そもそもターミネーターって、不死身の殺人マシーンが追いかけてくるホラー映画だったはず。1は腕だけになっても襲ってくる機械の身体のサイボーグ。2は味方になったサイボーグでも敵わない液体人間。どれだけ倒しても追いかけてくる最強の敵に襲われるのが1・2だった。

しかしパート3以降2の液体人間を凌ぐ敵は現れず、今作もまた液体人間かよ!っていったぐあいである。
一方で仲間はどんどん強くなっている。今回はターミネーターシュワちゃん)とサラコナーに加えて未来から来た改造人間も仲間に加わった。
味方はドラゴンボール状態でどんどん頼もしくなっている分、それを上回る敵が現れることがターミネーターらしさだと思う。


冷酷!!非常!!残虐!!史上最強悪ヒーローが次作は現れて欲しい。

N.A

ターミネーターは1作目しかまともに見たことなく、直前に2のあらすじを加藤さんに聞いてから見ました笑

が、これは大してあらすじを知らなくても楽しめます!
むしろ、知らない方がツッコミどころにツッコまずに済むのでは……。

ニューフェイトですから、ただただアクションを楽しめばいいんです。
宿敵のターミネーターもめっちゃパワーアップしてて超強い、全然死なない。

戦う→液状化→復活→(この間に物語が進行)→敵に見つかる をひたすら繰り返すテンポのよさも良かったです。

今作は、シュワちゃんよりもリンダ・ハミルトンリンダ・ハミルトンよりもグレース役のマッケンジーデイビスがカッコよかった……。
これから観る方は、グレース様の二の腕と背筋をぜひチェックしてください。

映画部第1回目、すごく楽しかったです!
世代が違うので色んな話が聞けて面白かったです。12月中に是非2回目を...!

加藤

基本的に映画は一人で観に行くので、大人数でというのは新鮮で楽しかったです。小林さんがターミネーターに詳しく、前作までのことを色々と話してくださったのも勉強になりました。シリーズものとなると、それぞれ思い入れがあったりして、その人の背景まで見えるような気がして面白いですね。

***

メインどころを女性が固め、それをサポートするシュワちゃん。大変頼もしかったです。
女性がメインの映画が増えてきているのは時代ですね。これに伴って、ハリウッドのギャラ事情も向上していくとよいのですが……。

マッケンジー・デイヴィスがカッコよすぎる

ブロンドのショートカット、細いながらもしっかりと筋肉のついた腕と脚のしなやかさ。最高でした……!
グレース役のマッケンジー・デイヴィスがカッコよすぎて、なんどため息をこぼしたことか。ぜひ、お姉さまと呼ばせていただきたい。
シュワちゃんの登場は後半だったので、それまでのアクションはほぼマッケンジーが請け負っているが、頼もしさが溢れかえっていた。というか、無駄なぜい肉のない二の腕の尊さ。ずっとタンクトップで闘ってくれていたので眼福。マッケンジーのトレーニング風景はぜひ公開して……。
個人的に飛び道具での戦いが好きなので、鎖を手に巻き付けはじめたときは歓喜で心が震えました。私も鎖使いになりたい。

シュワちゃん&リンダの関係性が熱い

シュワちゃんとの共闘をする2を観たあと、なぜサラ・コナーは予告でお前を殺す宣言をしていたのか疑問に思っていたが、その謎は開始5分程度で結構雑にまとめられる。なんでもアリというか、ご都合主義というか。
ターミネーター2』でシュワちゃんはアップデートしたために、ジョン・コナーを狙わない設定だったが、今回は愛する人を見つけて考え方が変わったって……ターミネーターのプログラムガバガバな気がするんだけど。そりゃあ、サラ・コナーもぶっ飛ばしたくなるよね(そういう理由でぶっ飛ばしたいのではない)。

サラ・コナーへの引け目があるために、サラ・コナーにボコボコにされても動じることなく、黙々と太い腕をフル活用したパワー系の戦闘を担っていました。職人みたいです。シュワちゃんって、つぶらな瞳(?)をしているので黙っていると、どこかから庇護欲的なものが湧いてくる謎。二の腕なんて、私の3倍はありそうなのに。

エドワード・ファーロングへの私の期待を返してほしい(若干ネタバレ有)

ターミネーターを観たことがなくても知っていたエドワード・ファーロング。世界の美少年で検索して出てくるのは、ビョルン・アンドルセン(ベニスに死す)、ブラッド・レンフロ(マイフレンドフォーエバー)、リヴァー・フェニックスなどに並んで、エドワード・ファーロング。だから、顔だけは知ってた!現在の悲しき姿も知ってたけど!!!
失礼を承知で言うが、ガッカリさせられることが多いエディ。しかし、本作でジョン・コナーとして出演すると聞いて私はワクワクしていた。しかし、実際は……。

CGということは承知していたが、これで出演といえる!? というレベル。スタン・リーのカメオ出演のほうがなんぼか尺取ってる。
それに、思い切りクビ宣告されている(気がする)のが切ない。シュッとした姿をCGで出すとかできたのでは。色々と言いたいことはあるが、登場した少年時代のCGは、実際にエディが演じてギャラも発生しているらしい。しかし、大きすぎた期待は納得できていないから、ぜひご返却願いたい。

エディ自身は続編(あれば。ありそう……)への出演を希望しているらしいが、それはダイエットが成功して、諸々克服しないと叶わないだろうな……。ジョンのそっくりさんとして登場し共闘、なんてやり方は考えられるが、それをするにはリンダ・ハミルトンが不可欠となるはず。リンダの腹筋が割れているうちにダイエットを成功させて、企画を持ち込むくらいの気概を見せてほしい。

 

※2019/12公開、2022/6/26編集。画像・動画はお借りしています。