映画部活動報告

月1くらいで開催される映画部の活動報告場所

第9回 映画部活動記録(2021/2/26実施)

ゲット・アウト』(2017・米)

監督・脚本ジョーダン・ピール

出演ダニエル・カルーヤ
   アリソン・ウィリアムズ
   ブラッドリー・ウィットフォード
   ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ
   スティーヴン・ルート
   ラキース・スタンフィールド
   キャサリン・キーナー

参加者
小林、O.Y、K.Y、O.K、加藤

小林

もう少し度:★★★★★

以下ネタバレあり▼

人種の問題を感じさせるような硬派な作品サスペンスになるかと思いきや、実は突拍子もないホラー(SF?)でした。

脳味噌を入れ替える、操るなんてかなり突拍子もない作品です。笑
でもそこに黒人に憧れる白人や警察に怪しまれる黒人などの社会風刺を入れて新しい作品にしています。

すごく面白い作品だし、話題になった作品ですが、ちょっと浅い、スカッとした感じです。
主張がないというか、じゃあなんなんだよって感じ。笑
主張がある映画はじっと見終わった後も殴られた後のように頭を離れませんが、そこはなかったなって感じです。

そう考えるとジョージ・A・ロメロのゾンビが、ゾンビの姿やショッピングモールを通して消費社会を風刺したのはやっぱり凄い。

テーマじゃなくてゾンビっていう姿も含めて。

 

O.K

友達を大切にしたくなる度:★★★★★★★★★★★★
もう一度見たくなる度:★★★★★
総評:★★★★★

最近見た映画の中でも1、2を争うおもしろさでした!映画って結構な時間がとられるわりには当たりはずれが激しいと思うのですが、これは完全に当たりです!

意味がわかるとぞわっとする系なのであまり詳しくは言えません。でも幽霊は出てこないので私でも大丈夫でした。(某ダッシュシーンは夢に出てきそうですけど。怖すぎ。)

何かがおかしいけどわからない、不気味なシーンがずっと続くので、みんなで結末を考えながら見るのも楽しいと思います。

本当に、どれもネタバレになりそうで何も言えないのですが、「友達は大切にしたほうがいい」ってことだけは最後に伝えておきたいですね。映画を見た後何度も考えましたから……自分だったらどうしてたかなって。

加藤

総評:★★★★☆

公開当初から超話題になっていた本作。1度観ていたものの、映画部で再鑑賞!

最初観たときとの大きな違いは、やはりラストというか結末を知っているということもあるし、大人数で観ていたということもあって、ラストに感じたのは“後味の悪さ”よりも、コメディ感でした。怖い映画って、どこかで吹っ切れると笑えてきちゃいますよね。不思議。

しかし、脚本の作りこみやタイトルの意味も含め、ラストが見事だった。予算は多くないけど、脚本が作り込まれているし熱くなれる。
とてもいい後味の悪さでした。

 

※2021/3公開。2022/7/10再編集。動画はお借りしています。